リピートされない動画編集者とは?
せっかくの案件を受注したのに、リピートしてもらえない。
1度仕事をお願いされたのに、それ以降連絡がない。
今回はこういった傾けの悩みにお答えしていきます。
①リピートされない3原因
②リピートをやめる5つの瞬間
③個人の動画編集者として大切な心構え
これらについて学ぶことができます。
リピートされない動画編集者とは?
リピートされない動画編集者には必ず以下の共通点があります。
- 思い通りにならない
- 費用対効果が悪い
- 考えが合わない
以上の3つが原因で、信頼がなくなり、もうお願いするのはやめようという流れになります。
だからこそ、リピートされるためには、クライアントの人達にこういったイメージを与えないことがとても大切です。
僕は直近で、動画編集者として頂いていた仕事を、全て外注化することにしました。
合計8人ほどお願いをしたのですが、継続的に依頼することを決めた人達は3人だけです。
ということで、信頼を損なわないことはとても大切です。
では、具体的にどういった行動をとると信頼を損なったのか?を紹介していきます。
動画編集者が信頼をなくす5つの出来事
動画編集者に対して信頼を無くす瞬間は以下の5つです。
- 可能性を感じない
- 根拠のない提案がある
- こちらの意図を汲み取れない
- 納期を守れない
- 無理なことを無理と言わない
以上の5つです。
では、具体的に、もっと掘り下げていきましょう。
可能性を感じない
このパターンは、短期間で動画編集をマスターして、某有名なYouTuberと同じような編集ができると言ってくれた方に感じました。
最初にエントリーされた時は、編集技術もそれなりにあるので、僕にさえ任せてくれれば、元は取れますよ?
と提案をしていただきました。
で、実際に一つの案件をやってもらったところ、
- 本当に某YouTuberの動画と同じだった
- 発信している情報と編集がかみ合っていない
- 伸びているYouTuberを真似すれば良い
と考えている方で、このまま任せていても、YouTubeは伸びないなと感じたので1度で終わりになりました。
反対に継続的に依頼した人は
- 最低限の編集は、某Youtuberと同じ
- 発信している情報に合わせて使用する素材を変えた
- この動画ならば、この編集の方が伸びる
という感じで、率先して自分の頭を使って動画編集をしてくれました。
率先して頭を使ってくれたおかげで、余計な指示はしなくてよくなり、YouTubeチャンネルを伸ばすために試行錯誤してくれるので、この方に仕事をお願いすることにしました。
根拠のない提案がある
こちらのパターンは最初のテスト時に、僕に任せていただければ、チャンネル登録10万人以上のチャンネルに育てることができます。
と、僕に提案してくれました。
僕としても素直にその根拠はどこにあるのですか?と、確認したところ。
僕が今現在担当しているのが、チャンネル登録者数10万人を超えているからです。
とのことで、実際に担当されているYouTubeチャンネルの動画も見せてくださいました。
確かに10万人以上登録されているYouTubeチャンネルでしたが、実際にその人が担当し始めたのは、チャンネル登録者数が10万人を超えてからの案件でした。
つまり、この方は、アイディアで、そのチャンネルを伸ばしたのではなく、成長しきったYouTubeチャンネルの動画編集者になった。
これが正しい事実になります。
ここに関してどう思われますか?チャンネル登録者数1万人程度のチャンネルを10万人まで育てれますか?と確認したところ。
動画編集の技術には自信があるので、僕に任せていただければ大丈夫です。
という感じで、具体的にどうやってチャンネルを伸ばしていくのか?どういった市場にチャンスがあるから、ピボットしていくべきか?
と言ったような具体的なアイデアがなかったので、継続依頼はお断りさせていただきました。
こちらの意図を汲み取れない
熱狂的なYouTuberのファンから、動画編集になった人がこちらのパターンになります。
僕が実際にお願いしようとした、動画編集の案件は、30~40代に響くYouTubeチャンネルの動画編集でした。
ここに対して、
今一番勢いがあるYouTuberは○○さんです。だから、○○さんのように、強気、他社の否定で行きませんか?
という提案をしていただきました。
そのYouTubeチャンネルの運営写真は、20代で資産も数億稼いでいるIT系の社長です。
それ故に、強気の姿勢、更に他者の否定なども十分に受け入れられるチャンネルになっています。
僕がお願いしたYouTubeチャンネルは、ある理由から稼いでいる金額で権威性をアピールしない方向を頼んでいました。
YouTubeにおいては、発信する情報の一貫性はとても大切です。
なぜなら、共通する一貫性がない限り、熱狂的なファンがつかない=誰が見ても誰も楽しめない=チャンネル登録者数と視聴者維持率の低下につながる。からです。
ここを理解していただけない、動画編集者の方だったので、リピートの依頼はなしとさせていただきました。
納期を守れない
このパターンはとにかく頑張りますので、仕事を任せてください。とエントリーしてきてくれた方です。
前向きな姿勢は個人的にはすごく高評価なのですが、仕事を任せてから、納期になるまで一切連絡がなく、締め日の12時を回る直前に。
申し訳ありませんが、完成するまであと1日必要です。
と連絡が来ました。
身内の中でYouTube動画を作っていくのならば許されるのですが、これはれっきとした仕事です。
ちなみに納期が遅れた結果、僕が代わりに徹夜をして動画を仕上げるという運びになりました。(笑)
結構ないがしろにされていますが、納期が守れないのは、致命的にアウトです。
本当に申し訳ありませんが、リピートどころか2度と仕事をお願いしようとは思えませんでした。
無理なことを無理と言わない
このパターンは、あるチャンネルのオープニングアニメーションを依頼した時の話です。
編集技術にはそれなりに自信があったそうで、できない仕事も受注してからできるようになりましょう!と教わってきたタイプの方です。
具体的な納期として、10日後に提出という形でお願いをさせていただきましたが、8日後に
申し訳ございません、パソコンが調子が悪くなり、ソフトが使えなくなってしまいました。修理をする必要があるため、納期が遅れてしまいます。
と連絡をしてくださいました。
んで
こうしたトラブルがある場合、編集データを回収して、ネットカフェに行けば、ソフトをインストールして作業を続けることが可能なんです。(経験談より(笑))
ということで、ソフトをインストールできるネットカフェをお教えして、継続的に仕事を依頼した訳なのですが。
情報ありがとうございました。お陰さまで何とか仕事を続けることができそうです。ただ、慣れない編集環境なので、どうしても納期が1週間ほど遅れてしまいそうです。
と連絡があり、見事に20日後に動画を納品していただくことができました。
もはやここまでくると、完全に編集技術が足りなかった。と疑うしかありません。
アフターエフェクツを使ったアニメーションを作成する仕事は、とても時間がかかります。
今回は、アフターエフェクツに慣れていなければ、終わらせることが出来ない仕事を依頼させて頂いておりました。
こちらのパターンも、僕が対応して10日で納品したので、申し訳ありませんが、編集代のみお支払いして、リピートは無しとなりました。
という感じで、信頼を失うタイミングは、いろいろある訳です。
この5つのうち一つでも該当することがあれば、僕はリピートなしと決めているので、気をつけてみてください。
明日のブログでは、どうすればリピートしてもらえるのか?を紹介させていただきます。