個人の動画編集の仕事の内容+流れ【時給を2倍にする戦略面】
個人で動画編集で稼いで行きたいけど、仕事内容がわからない。
できれば個人で活動している人の仕事内容を知りたい
そんなお悩みにお答えします。
①個人の動画編集で活動している人の仕事内容
②動画編集の単価を2倍にした方法
③未経験者から個人の動画編集者になるための方法
④ちゃんとお金を払ってくれるクライアントの選び方
⑤お金にならない時間を減らしつつ、時給を上げる方法
これらすべてについて理解することができます。ブログを読み終わった頃に「個人で稼いでいる人はこういった差別化をしているんだ、自分もやってみようか!」という気持ちが芽生えているでしょう。
個人の動画編集の仕事の内容+流れ
個人の動画編集者として仕事をする流れと、その内容は以下になります。
- 企画を討議
- 素材を集める
- 映像を編集する
- BGMやSEを割り当てる
- 品質チェック
もっと詳しく解説していきます。
企画を討議
クライアントの方と相談して、以下のポイントを決めておきます。
- どんなゴール設定をするか?
- どんな方法で視聴者にアピールするか?
- どんな編集を使っていくか?
- 納期はいつまでにするか?
あまり、ブログやSNSでは語られていない部分ですが、クライアントの人にとって
- 良い動画編集者か?
- それとも、言われたことしかできない動画編集者か?
を、大きく切り分ける部分的なので、しっかりと解説していきます。
各項目を見ていきましょう。
どんなゴール設定をするか?
動画を編集する以上、必ずその制作物にはゴールがあります。
- YouTubeの動画編集であれば、広告費用を稼ぐか、自社商品のLPに誘導するか?
- SNSの動画編集であれば、いかにしてブランディングしていくか?動画を見た人にどんな行動を促すのか?
以上のポイントを押さえた上で、討議していきます。
初めてYouTubeの動画編集をしていこうと思う人達ならば、「どんなYoutuberのような編集がしたいか?」を動画編集を依頼する人と決めておけば十分です。
どんな方法で視聴者にアピールするか?
動画自体は完全に世界で一つだけのものになるので、作り上げた動画には、必ず個性が生まれていきます。
視聴者を具体的に決めておくことで、本当にこの動画は良いものだ!と感じてくれる、視聴者に刺さる編集をしていかなくてはなりません。
様々な教養を教えていくビジネス系Youtuberであれば、
- 年齢
- 普段見ている動画
- 趣味
ここら辺を押さえておけば、視聴者にとって、十分に親近感がわく、動画を編集していくことが可能です。
- 例えばホリエモンさんの動画をよく見ている人達は、20~40代あたりの経営者・若手の起業思考を持っている人で、どちらかというとストイックな人達が好む動画になっています。
- 反対に鴨頭義人さんの動画は、30~50代あたりの経営者で仕事に悩んでいる人向けの動画になっています。(最近は20~30代の仕事に悩む若者向けになっています)
- メンタリストDAIGOさんは、20代の時間はないけれど、知識を最大化して将来の可能性を広げたい人に向けの動画になっています。
こんな感じでどんな視聴者を狙って行くか?によって適切な編集方法を検討していきます。
どんな編集を使っていくか?
ゴール設定と狙っていく視聴者が決まったら、適切な編集方法を検討していきます。
先程の例を使っていくならば
- ホリエモンさん:20~40代のストイックな層
▶優しい言葉よりも厳しい目の言葉が刺さる編集
- 鴨頭義人さん:20~30代の仕事に悩む層
▶仕事の悩みを少しでも軽減出来る編集
- メンタリストDaiGoさん:20代の時間と知恵を最大化したい層
▶短時間で効率的に知恵を学べる編集
といった感じで、どんな編集方法をしていけばいいのかサンプルをベースに決めていきます。
納期はいつまでにするか?
動画を作る以上、その動画は必ず発信されるものになるので、具体的な納期もしっかりと決めておきましょう。
制作する動画次第で工数【時間】は大きく変わってくるので、ちゃんと話をしておくのがとても大切です。
YouTubeの動画編集などでは
- 既に雛形が決まっている動画
- 全く雛形が出来上がっていない動画
これでは、最初に作り上げる動画の工数がおおきく変わります。
お互いに無理がなく、最大限のパフォーマンスが発揮できる、納期をしっかり決めておきましょう。
ざっくりとですが、最初の企画が一番大切なので、しっかり紹介させていただきました。
ちなみにここで紹介している方法は、実際に僕が活用している方法なので、ここに書いてある方法を使うだけでも、未経験者の動画編集者は一方、経験者に近づく事が出来ます。
特に仕事が取れない、動画編集者と差別化するために必要なポイントなので、もっと他の動画編集者と差別化したい人は「【未経験者向け】動画編集の仕事の取り方」を熟読することをおすすめします。
ここから先は、一般的な動画編集と同じ方法になります。
素材を集める
企画に沿ってどんな動画素材を集めていきます。
YouTubeの動画編集であれば以下の素材があればオッケーです。
- 動画素材
- テロップ素材
- BGM
- SE
これらの素材を、狙っていく、ターゲット層に応じて選んでいきましょう。
まだチャンネル登録者数が1000人も居ないチャンネルだと、単純に最近伸びているYoutuberと同じような編集をしておけば、オッケーです。
「○○さんの動画だと、YouTuberの○○という人が最近伸びてきているので、この人の動画をサンプリングしていきます」と伝えておきます。
これによって、出来上がった動画で、お互いに納得がいくものが作り上げることができます。
映像を編集する
この段階で、動画素材を加工していきます。
具体的には
- カット編集
- テロップ当て
- 帯テロップ当て
- 必要に応じてSKIT(そのチャンネルだけの演出)の導入
この流れで編集を進めていきます。
BGMやSEを割り当てる
先程の編集された映像に対して、タイミング良くBGMやSEを割り当てていきます。
コンマ1秒単位でSEなどがずれたりすると、それだけで視聴者に違和感を与えてしまい、視聴者にとって心地よくない動画が出来上がってしまいます。
しっかりとタイミングを合わせた編集を行っていきます。
このタイミングで、音圧の調整もしっかりとして行きましょう。
音圧とは、音量とは異なった定義で、ボリュームメーターでは見ることができない、視聴者が体感的に感じる音の大きさのことを指します。
RSMというメーターを活用して、体感的に「なんかこのチャンネル動画って適度に音量が調整されてるよね?」と視聴者に感じてもらえる、音量調整をしていきます。
元々の動画素材で、情報の発信者が小さな声で喋っているのに、いきなり大きなSEが鳴ったりすると不快ですよね?
こういった不快感を無くしつつ、動画のボリュームバランスをしっかりと整えていきましょう。
品質チェック
ここまで完成したら、編集した動画データを実際に書き出してみます。
動画編集ソフトでみた動画と実際に書き出された動画では、少し変わったものが仕上がったりします。
特に低スペックのパソコンだとこの変化は顕著に表れてくるので、必ず出力した動画は最初から最後まで見ていきましょう。
その際にメモ帳を用意しておいて、違和感を感じた部分のメモを残しておくと、手際よく品質チェックすることができます。
- 00:15秒⇒テロップとSEのズレ
- 01:52秒⇒テロップの色味が強い
- 02:38秒⇒画面切り替えが極端で違和感がある
といった感じで、動画が終了する部分までしっかりと確認していきます。
そこで問題がなければ、初めて、クライアントの方に動画を納品して、相互で動画をチェックしていきます。
以上がざっくりとした、動画編集の流れです。
ここまで徹底してやると、不備のないお互いに満足した動画が完成することができます。
動画1本あたりの単価が3000~5000円程の動画編集であれば、
- 素材を集める
- 映像を編集する
- BGMやSEを割り当てる
- 品質チェック
これだけでもオッケーです。
ですが1歩抜きん出た動画編集者になりたいのであれば、
- 企画を討議
- 素材を集める
- 映像を編集する
- BGMやSEを割り当てる
- 品質チェック
ここまでを定義できる動画編集者になりましょう。
企画を討議する部分は、様々な動画を実際に見て、その編集ができるクリエイターになるしかありません。
ここに関しては経験値がモノを言うので、しっかりと場数を増やして編集能力・提案力を高めていきましょう。
では次に、未経験の動画編集者がどうすれば個人の動画編集者として生活できるのかを紹介していきます。
未経験から個人の動画編集者になる戦略
完全に、動画編集の未経験者の方には以下の戦略をオススメしておきます。
- スキルを身に付ける
- 実績作り
- オフライン・SNSで活動
- 仕事の受注
- 受注の導線の改善
これは実際に僕が利用した方法で、最も無駄がなく動画編集スキルを身につけつつ、お金を稼げる方法になっています。
では、具体的に紹介していきます。
スキルを身に付ける
言わずもがなですが、動画編集のスキルが無くては仕事になりません。
とは言っても全くの素人の方はどんな編集方法を身に付けていけばいいのかよく分かりませんよね?
いうことで、オススメの方法は、adobe Premier Proの講座「Premiere Proチュートリアル | Premiere Proの使い方」に書いてある編集スキルを網羅する方法です。
ここに書いてある方法を使えるようになるだけで、必要最低限の動画編集スキルは身につけられるので、非常にオススメです。
なお、利用している、動画編集ソフトがadobe Premier Pro以外のソフトでも、ここに書いてある編集方法が全てできるようになった方が良いです。
個人で学習していくのが苦手な方は「【無料あり】Premiere Proのスクールを比較した結果(ステマなし)」のようなスクールを活用してみるのも一つの手です。
実績作り
実績が一つでもあれば、あなたの動画編集者としての信頼が一つ高まります。
- ○○の動画編集ソフトが使える。
- 〇○のような動画編集が出来る。
- ○○の動画の編集に携わった。
上記のようなものが実績になっていきます。
特に大切なのは、③の「○○の動画の編集に携わった。」部分で、客観的にあなたの動画編集スキルに価値があると感じて貰えます。
実際にお金をもらいつつ、動画編集をしているという事実が大切なので、まずは1本1000円でもいいので仕事を受注出来るように行動して行きましょう。
オフライン・SNSで活動
実績を作るためにも、しっかりと、SNSや、オフラインで行動をしていきましょう。
具体的にはあなたが
- どんなYouTubeチャンネルの動画編集に携わったのか?
- どんな編集スキルを身につけたのか?
- どんな新しい知識を身につけたのか?
について発信していくのが良いです。
SNSではTwitter・Instagramがおすすめで、個人的にはInstagramが一番強いかと思っております。
理由としては、Twitterの場合、動画を編集して納品してもお金を支払わない人がいる可能性が高かったからです。
Instagramの場合は正式に店舗展開しているアカウントが多く、実在する店舗を扱っているアカウントが多いからです。
積極的に関わっていく人のポイントとして
- 実際に店舗を持っている人
- サイトを活用している人
- YouTubeチャンネルを運営している人
体感として、この辺りがちゃんとお金も収めてくれるクライアントになります。
やはり公式に情報発信している媒体を持っている人は、お金をちゃんと支払わないとクリエイターの人達を敵に回すので、しっかりとルールを守ってくれます。
ビジネスとしてお金を回している経験がある人は、SNSを通じても、しっかりとお金を払うので、ちゃんと支払い能力がある人達と関係を作っていくのが大切です。
僕の場合だと、もともとオフラインでの繋がりが多かったので、こういった方々から仕事を受注していました。
オフラインの繋がりはSNSでの繋がりよりも強く、インターネットのようにたくさんの応募者も来ないので、個人的には最もオススメな方法です。
仕事の受注
実績作りと情報発信を積み重ねていると、やがて仕事を貰えるようになってきます。
もちろん、これだけで仕事がもらえるというのはかなりハードルが高いので、最初のうちは積極的に営業をかけていくのがオススメです。
と言っても、いきなり営業のDMを送ったりするのはあまりオススメしません。
Twitterをやっている人なら分かると思いますが、フォローされた瞬間に「副業やブログに興味がある人なんですね!私も副業を実践しており、毎月数100万円ほど稼いでいます!」というようなDMを送ってくる人っていますよね?
こんなDMが来た瞬間に「うわ。なんか胡散臭い。」と直感的に感じますよね??(笑)
この時点であなたの信頼は一気になくなるので、間違ってもこんなことはしないようにしましょう。
営業する以前に下準備というものがあり、
- SNSアカウントでいいねやコメントを残す
- YouTubeチャンネルに見出しのコメントをつける、SNSで拡散する
といったように、クライアントの方にとって、メリットがあることを下心なく行えるようになりましょう。
こういったちょっとした日常の行動が、仕事に受注に繋がるのは間違いない事実なので、クラウドソーシング以外で仕事を受注したいと思っている方は、しっかりと実践してみてください。
受注の導線の改善
1回でも仕事を受注できたら、仕事を受注する同線を改善していきましょう。
100回の営業をかけて1回の仕事が受注できたら、100回の営業にかけた時間が、あなたが費やしたコストになります。
このコストはできるだけない方がいいので、次実践する時は90回で1本の仕事が受注できるように改善出来た方が良い訳です。
- まだ信頼関係が結べていないうちに営業をかけてしまった
- そもそも動画編集を必要としていない人に営業していた
- あなたの動画編集能力が相手に伝わっていなかった
- あなたの動画編集でどんなメリットがあるか伝わっていなかった
大きく分けるとこの4つのポイントで受注の導線は改善することができます。
こんな感じで仕事を受注するまでの導線を最適化することで、あなたが個人の動画編集者として活動していく、時給がどんどん上がっていきます。
反対に10回ほど仕事が受注できるようになったら、次は1本当たりの動画編集単価を上げれるように思考をしていきましょう。
具体的には企画の提案です。
言われたことをやるのは誰にもできることですが、相手が気が付いていないポイントをこちらから提案できるようになるのは、誰にもできないことです。
そして、その提案が、あなただけが持っている強みを活かした提案になればなるほどに、あなたの付加価値は高まるわけです。
こんな感じで、あなたの段階に応じた仕事を受注する導線をしっかりと改善していってみてください。
ここまでが、動画編集で実際に仕事をしている人の仕事の内容についての話でした。
以上の話は実際に2年間動画編集者として行動してきた僕が、営業をかけなくても、仕事を受注できるようになった戦略です。
さまざまな情報が発信されているかと思いますが、ブログやSNSを通して営業をかけずに仕事を貰えている人はかなり少なかったのではないでしょうか?
ちなみに、今回紹介した方法を活用していけば2年以内に独立していくことは間違いなく可能です。
まとめ
動画編集は、”作業だけ”をしている限りはなかなか稼ぐことができません。
特に個人の動画編集者として、未経験で参入していくには、ちゃんと仕事を獲得していくことが必要不可欠になります。
逆を言えば、仕事さえ獲得することができるようになれば、個人の動画編集者として、いきなり未経験からでも生活していくことができるようになる訳です。
動画編集の未経験者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、いきなり動画編集をしてお金をもらうというのが、すごくハードルが高いと感じる人は、1度でもいいから、動画編集の仕事を実際にやってみることをおすすめします。
転職でも副業でもいいのですが、1回でもあなたの動画編集で、お金が入ってくる経験をすると、お金をもらうのが苦ではなくなります。
未経験者の方は、この経験がかなり大切になるので、「動画編集の副業向け求人サイトTOP3【未経験OK】」あたりの情報を見て、まずはエントリーしてみることをおすすめします。