Youtube動画作成代行で機会損失しているパターン
動画編集を代行してもらってるけど、いまいち成果が現れにくい
動画編集の代行を考えているけど、編集レベルの見極め方がわからない
どうせお金を払って代行してもらうなら、最低限の金額で最高のパフォーマンスを発揮する人に依頼したい!
こんなお悩みにお答えします。
Youtubeの動画に有益な情報を発信しているはずなのに、
- チャンネル登録者が伸びない
- 他の動画を見てもらえない
という運営者の人たちは、動画編集のミスを疑うべきです。
自分で動画なり音楽なり、自主制作した人たちは、完成させることがゴールになっているので、その先の”ユーザーの満足度”まで客観的にみることが出来ていません。
初心者の動画編集が制作した動画の問題点は、普通に仕上がってるように見えるけど、”視聴者が無意識に不快感を感じる”こと。
不快感を感じると、離脱率+他の動画を見る気が失せるといったデメリットがあります。
総じて、チャンネル満足度の低下⇒本来はファンになってくれた視聴者を逃す(機会損失になる)
情報発信者がせっかく有益な情報を発信しても、全てのコンテンツを見てもらえない可能性がある。
それと同時にですが、チャンネルの問題が特定できないことが最大の問題です。チャンネルが育たない原因は大きく分けて2つあります。
- 編集が原因でチャンネルが伸びていない
- 配信するコンテンツが原因で伸びていない
もしも動画の編集が原因でチャンネルが伸びない場合、コンテンツの改善に集中できなくなるんです。
だからこそ、チャンネルを運営する以前に、編集の原因は全てつぶしておく必要があるんです。
という事で、制作の素人の人たちが気が付かない、致命的なミスを重要度が高い順番で表しておきます。
Youtube動画作成代行で機会損失しているパターン
初心者の動画編集を代行する人によくあるパターンは以下の5つです。
- 音のバランス
- 音圧調整
- テロップの配色
- ベタ打ちテロップ
- テロップリズム
順番に解説します。
音のバランス
初心者の方に一番多いのが、音のバランスミスです。
動画の音には大きく分けて、3種類の音があります。
- セリフ(しゃべり):6割
- BGM:1.5割
- SE:2.5割
この3種類の音を適切なバランスで配置しないと、”無駄にバッド評価がつく”動画が完成してしまいます。
直近の例だと、”ヒトデせいやチャンネルさん”の動画が顕著な例です。
発信されている情報自体は問題ないのに、立ち上げ当初は、音が原因で、”バッド評価”が沢山つけられてしまいました。
そこから音質+発信する内容+動画パターンの変更で、”バッド評価”は付きにくくなっています。
もともと沢山のアンチがいたのかもしれませんが、最初からバッド評価を付けるアンチは、”3か月以上はバッド評価を付ける”ので、音の改善(動画の質が改善され)で、既存のユーザーが満足した証拠でもあります。
このように、動画の音は編集者が気が付いていない以上に、チャンネル動画に影響をあたえるので、最も避けなくてはならないパターンを確認していきましょう。
ミスパターン①:BGMがでかすぎる
視聴者への悪影響:肝心のセリフ(コンテンツ)が聞き取りづらく、聞き取りに、無駄な集中力が必要になる。結果的にコンテンツが伝わりにくくなり、”このチャンネルの動画はもういいや”というイメージを与えます。
この動画のバランスは、
- セリフ(しゃべり):3割
- BGM:4割
- SE:3割
で構成されています。
ミスパターン②:SEがでかすぎる
視聴者への悪影響:11秒、20秒のように”瞬間的になる大きな音”により、ボリュームを下げる手間が生じます。それと同時に”いきなり大きな音が出た”という不快感も残る。結果的に”小さな音量で視聴されコンテンツに集中できない+常に大きなSEに気を付けながら聞く”必要があり、満足度が低くなります。
特に、通勤中に視聴するスマートフォンユーザーは、イヤホン(カナル型)で視聴している可能性が高く、一度でも大きな音が鳴るのは、絶対に避けるべきポイントです。
この動画のボリュームバランスとしては、
- セリフ(しゃべり):3割
- BGM:2割
- SE:5割
となっております。
動画の視聴者は、最初にボリューム設定をして動画を視聴するので、動画の途中から不快な音量の効果音がなると、とても不快感を感じます。
適切なボリュームバランス
適切なボリュームバランスとしては、
- セリフ(しゃべり):6割
- BGM:1.5割
- SE:2.5割
が最適です。実際に聞いてみると以下のようになります。
このバランスは、日本で一番多く視聴されているYoutuber「ヒカキンさん」の動画と同じボリュームバランスです。
音圧調整
次に最も避けておきたいミスの一つが音圧の調整ミスです。
音圧(おんあつ)とは、音による圧力の大気圧からの変動分である[1]。単位はパスカル (Pa) である。健康な人間の最小可聴音圧は実効値で 20 µPa であり[1]、これを基準音圧として音圧をデシベル (dB) で表したものを音圧レベルと言う。
出典:Wikipedia
これだけじゃさっぱりわかりませんよね??
めちゃくちゃ、かみ砕いていうと、一つの動画が持っている音のパワーといったところです。(笑)
音圧とは、ボリュームとは異なり、RMSメーターというもので調査することができます。
同じボリュームでも、大きく聞こえる動画と小さく聞こえる動画ってありますよね?
あの原因が”音圧”で、先ほどのヒカキンさんの動画を流した後に、以下の動画を再生してみてください。
ミスパターン:音圧が小さすぎる
視聴者への悪影響:ボリュームを上げる手間が増える。その後、別のチャンネルの動画を再生した時に、大きなボリュームが流れるので、チャンネルへの不快感がたまる。そもそも音が小さすぎるとイヤホンないと聞けなかったりする場合もあり、不便な動画となる。
音圧の技術はラジオ放送で、各アーティストが”俺たちの曲だけ、大きい音量で聞けた方がインパクトあるよな!?”というノリで、音圧上げが開始されました。
そこから放送局で、同じ音圧で曲が再生されないと、視聴者に不快感がたまるよね?ってことで、放送局では、音圧のルールが法によって定められています。
現段階では、Youtubeでは、音圧について言及はありません。
ですが、UPした動画が、適切なYoutube SEOで、関連動画に掲載される動画に育った場合、いきなり小さな音量で再生されると、関連動画に掲載された瞬間から伸びない動画になってしまいます。
適切なボリュームの整え方
専門用語でいうと、それぞれ適切なRSM値を設定してからMIX Downする。という感じで、僕はマスタリングエンジニア【音楽の最終工程の担当】として活動してるので、専用ソフトのRMS値を確認していきます。
以下の画像の右のバー(緑色がボリューム水色がRMS値)を確認してみてください。
セリフのRMS値は10~7あたり
SEのRMS値は15~12あたり
BGMのRMS値は27~22あたり
それぞれ、この条件で音量調整をしていけばいいわけです。が、、、、
RSM値の判断方法ってよくわからんし、いちいちボリュームメーター見るのって面倒くさい!!
という声が飛んできますよね?(笑)
という事で、この音量をパクッて音量調整すれば問題ないよ!というファイルを作成しておきました。
とりあえず、以下にサンプルの音量基準になるファイルをアップしておくので、こちらのファイルを活用して、音量バランスを整えてみてください。
このファイルに音量を合わせれば、
- 音のバランス
- 音圧の調整
の2つのミスは解消できるので、実践してみてください。
テロップの配色
わりと軽視されがちですが、テロップは重要です。
なぜなら間接的に、視聴者維持率を上げるからです。その理由としては
- 素人感が無くなり公式な運営チャンネルだと判断される
- 動画素材以外の目移りする要素になり視聴者の注意を惹きつけられる
ためです。結果的に視聴者維持率を高めます。
参考として、一つ運営しているチャンネルの維持率を紹介しておきます。
テロップなし【33.3%】
テロップあり【41.5%】
効果として、適切なテロップ付けができると、
- 視聴者維持率の10%の改善(33.3%⇒41.5%)
- Youtube関連動画への掲載数が4倍(9.4%⇒40.6%)
という感じで、総合的な視聴回数に大きな影響を与えており、テロップの重要性が理解していただけたかと思います。
テロップ付けは文字さえ見えれば、良いと思っている人がいますが、大間違いです。
特に、初心者の動画編集者にありがちなテロップ付けの失敗例を紹介しておきます。
ミスパターン:配色ミス
テロップの配色ミスで、コンテンツの情報が伝わりにくくなっている例です。
改善方法は、ナカドウガさんの「【動画編集者必見】見やすいテロップの作り方11の条件【完全版】」に詳しく掲載されているので参考にしてみてください。
さらに、効果的な配色方法を理解しておきたい人は、”補色”という言葉を知っておくとよいです。
配色が命と言われる、印刷業界では、入社した時に一番最初に教えられるほど大切な概念で、”補色”とは、お互いの色を引き立たせる効果があります。
テロップ以外に、動画の構成に盛り込むことで、”視聴者の気を引き止める編集”が可能になります。
詳しい情報は、インテリアハートさんの「イメージしやすい色の関係 補色」を見ておくと、理解度が深まるかと思います。
ベタ打ちテロップ
さらに突き詰めて考えると、テロップには、リズム(抑揚)を付けることで、より視聴者の印象をコントロールしやすくなります。
視聴者が興味を惹きつけられやすいテロップの使い方として
- 表示する範囲を広く取る
- 合間に別の配色を使う
- 同じ位置に表示しない
この3つのテクニックの組み合わせで、”記憶に残りやすい+飽きにくい”編集が可能になります。
では、3つのテクニックを駆使したテロップとベタ打ちのテロップを比較してみましょう。
ミスパターン:ベタ打ち
次のサンプル動画の中心を見たときに、上と下のテロップのどちらが気になるか?を確認してみてください。
下の動画は、同じ位置に同じ色を使い続けたテロップ
上の動画は、全ての表示位置(Y軸方向)を変え、色も使い分けたテロップです。
上のテロップの方が、”気になる印象”となるのがわかりますよね?
実は、”気になる印象”以外にも、副次的な効果があり、”飽きることがない”効果もあります。
下のテロップは、同じようなものが継続的に表示されるので、”脳が同じ情報”だと認識します。結果として、10分ほどの動画だと見ていて飽きるテロップになります。
上のテロップは、表示される位置が少し異なっており、脳が瞬間的に”別の情報”だと認識します。結果として、10分ほどの動画でも飽きにくいテロップになります。
テロップリズム
テロップには、もう一つ効果があります。それはコンテンツの統一感を高める効果です。
動画でコンテンツ(情報)が伝わるバイパスになるものは
- セリフ
- 文字
の2つの要素になります。そしてこの2つは適切なタイミングで配置しないと、”見ていてストレスが溜まる”動画が完成してしまいます。
以下のミスパターンを確認していきましょう。
ミスパターン:頭出しがバラバラ
こちらの動画は、わざとテロップの頭出しタイミングをずらした動画になります。
セリフに対して、テロップが早く出たり、遅く出たりすると、見ていてストレスが溜まりやすい動画になります。
視聴者にとっては、”セリフよりもテロップのズレが気になる”ことになり、コンテンツに集中することができなくなります。
セリフの出だしとテロップの表示がほぼ同時になることで、すんなりと情報が伝わるので、テロップのタイミングには注意しておきましょう。
まとめ
以上が初心者の動画編集者によくあるミスパターンでした。
今回紹介した動画のポイントは、”動画編集を依頼した人”+”動画を編集した人”の2人とも気が付きにくい事です。
依頼者にとっては、”あんまり気をつけて動画を見たことないから知らない”ポイントであり、編集者にとっては、”手間がかかるし、そんなところ誰も気にしないから関係ないよ”と思っているポイントだからです。
ですが、双方が気が付いていないだけで、視聴者にとっては”なんかわかならいけど、ちょっと不満”という印象が残りやすいことは事実です。
結果として、動画編集を外注化しているけど、なかなか再生回数が伸びない。という悪循環におちいるチャンネル運営者が非常に多いです。
SNSですでに知名度がある人ならば、ある程度ゴリ押しでYoutubeは攻略可能ですが、知名度の低い人は、適切な動画を編集して、視聴者にとってコンテンツに集中できる、ストレスのない動画をUPし続けることがとても大切です。
Youtube SEOの一つとして、視聴者維持率はとても大切な指標になっています。そして、視聴者維持率に影響を与える要素が今日紹介した5つのポイントでした。
動画をUPして続けているのに、
- なかなか関連動画に表示されない。
- 視聴回数が伸びていかない
と感じている人たちは、今回紹介した5つのポイント
- 音のバランス
- 音圧調整
- テロップの配色
- ベタ打ちテロップ
- テロップリズム
にミスはないか?確認しておきましょう。