動画編集の仕事はつらい?【プロが経験談をかたります。】

2021年4月4日

動画編集について、検索してみると、けっこうキツそうな話が多い。

稼げるという話を聞くけど、実際はどうなの?

という質問にお答えします。

僕は、現役の動画編集者として活動しており、「動画編集の副業まとめ【初心者が月20万円を稼ぐまで】」で紹介している程度の金額を毎月稼いでおります。

今回のブログでは、動画編集の仕事は本当につらいのか?ということについて、ちゃんと解説していきます。

一般的な動画編集者の方々と違い、TWITTERやnoteではない、リアルな本音を話していこうと思います。

動画編集の仕事はつらい?

動画編集の仕事は、基本的に楽だと感じています。

その理由は3つあって

  1. 仕事時間をコントロールできる
  2. 在宅でもOK
  3. スキルアップが目に見える

という点があるからです。

元々工場でフルに仕事をしていた身なので、あの頃に比べると、ある程度理想的な生活はできるようになりました。

基本的に動画編集を”チームで行う職場”で実施している人と違った働き方なので、つらいと思うポイントは全く異なります。

では、楽だと感じる理由を、具体的に解説していきます。

仕事時間をコントロールできる

完全に成果報酬型の仕事なので、仕事の時間は完全にコントロールすることができます。

昨日も動画1本を納品したので、具体的にどんなスケジュール感なのかを紹介します。

動画編集に使う時間は長くても4.5時間までで、起床直後の1~1.5時間は新しいアイディアや企画・構成を考える時間にしています。

それから頭がフレッシュな間に、ブログを執筆して、気分転換も込めて、クライアントの人と打ち合わせを入れています。

実際に手を動かして動画を編集する時間は、長くても2.5時間までと決めており、ほぼ作業的に仕事ができるよう、作業では雛形や編集の効率化を徹底しております。

それから完成したら、品質確認のために動画を一通り見直して、動画を納品します。

僕は映像業界にいた訳ではないので、おそらく映像業界で働いている人達とはかなり違う仕事のやり方かと思います。

少し時間をかけなくては追いつかない案件に関しては、3~4日ほど時間をかけて制作したりもしますが、好きな音楽を聴きながら、リフレッシュもしつつ仕事ができるので、快適です。

在宅でもOK

個人的に10年以上前からずっと憧れていた生活スタイルで、出勤する必要が無いのは神がかっています。

僕の場合、デスクトップパソコンで一気に編集を終わらせるので、出先で動画編集をすることはほぼありません。

生産性の高いパソコンは、「【厳選】youtubeの動画編集パソコン3つの紹介(購入費、回収可能です)」で紹介しているので、参考にしてみてください。

よくパソコンを持って好きな場所で仕事をするスタイルに憧れている人がいますが、僕は家で仕事を完結して、新しい学習さえ出来れば満足なので、充実度は高いです。

引きこもりで、定期的にリフレッシュをしつつ、仕事をしたい人には向いている職業だと思っております。

フリーランスとして独立する前は、「なんで毎日、こんなに生気がなくなったような人達と一緒に、通勤する必要があるんだ?」「出来ればこういう人達とは関わりたくない。。」と嘆いてたので、それが解消できたのはかなり嬉しかったです。

スキルアップが目に見える

テレビ番組や映画、さらには広告の動画などを見ていると、「これってどうやって編集してるんだろう?」という疑問から、率先して新しいスキルを身につけています。

工場で仕事をしていた時は、毎日同じ作業の繰り返ししで、「この時間があれば、もっと新しいことを学習できるのに。」と嘆いていることが多かったです。

フリーランスで、動画編集で食ってくには、スキルアップが必須で、日に日に新しい技術が身に付いていくのは、個人的に一番大きなポイントだと思ってます。

初めて動画編集の仕事をした時は、徹夜で動画を納品しましたが、あの頃の編集に比べると、今はかなりスキルアップしています。

という感じで、

  1. 仕事の時間をコントロールしたい
  2. 毎日スキルアップをしていきたい
  3. 仕事に出勤するのをなくしたい

という人にはかなりオススメの仕事だと断言しておきます。

とは言っても、当たり前ですが、こんなにいいことばかりではないので、めちゃくちゃ辛いポイントについても、ちゃんと紹介しておきます。

動画編集がつらいポイント

動画編集の仕事で一番辛い事はこちらです。

  1. 企画の完全修正
  2. 仕事を貰えるまで休日なし
  3. クライアントが消失する

見ただけである程度わかるかと思いますが、ちゃんと苦労を知って欲しいので、詳しく解説しておきます。

企画の完全修正

まだ動画編集の仕事のやり方が、具体的に決まって無かったころの話です。

あるYouTube動画の編集の仕事についていたのですが、約4日間かけて、企画と構成について打ち合わせして、並行して編集作業も進ませていました。

そして4日目にやっと動画が完成する!という時に、クライアントの方が「出演者の○○が、離婚したから、○○の家族は移さないでお願いします。」と。。。(笑)

あと少し、渾身の力作が出来上がるとこだったのに、ひとつのアクシデントで、1本の動画がパーになる事はよくありました。(笑)

僕の場合、最初から最後までしっかりと物語を作った上で制作にあたるので、出演者が1人欠けてしまうだけでも、かなりのダメージになります。

ジョジョの奇妙な物語【3部】で、「アブドゥルは映さないでください!」とお願いされたような感覚です。

彼はブ男ですが、物語を引き立てるためには必須のキャラクターです。

という感じで、アクシデントがあると、クライアントの人の気持ちも考えて、文句は一切言わず1人悲しく修正作業をしたりします。

仕事を貰えるまで休日なし

駆け出しの動画編集者によくあるパターンですが、仕事がもらえるまでは、動画編集をする時間なんてありません。(笑)

僕も最初は、1本3,000円ほどの仕事を獲得するまで、寝る間を惜しんで人脈を作っておりました。

全く好きでもないような人達と、一緒にご飯をしたり、ある日は犬の散歩をしたり、必要であれば音楽を作ってあげたりと。(笑)

仕事をもらうためならば、それこそ、どんなことでも片っ端からやっていました。

僕の場合は最初に、作曲家として活動していたので、ある程度、仕事は貰えましたが、それだけだと将来が不安だったので、隙間時間があればLINEやメールのやり取りをするということを徹底していました。

感覚的には、「まったく売れていないホスト」のような感じで、売上を上げるためには、何も期待することなく、相手が喜ぶことを何から何まで全てこなしていました。

クライアントが消失する

これは過去に2回ほど経験がありまして。。。(笑)

1ヶ月10万円(13本の納品)で契約していた、クライアントの人が、ある日急に消失しました。

かなり付き合いの長い人だったんですが、新しい事業を立ち上げると言って、数ヶ月たった後、急に消えました。

文字通りの意味で、消失です。

家に行ったら、鍵がかかったまま。ポストは郵便局物で溢れかえっていて、当時は冷や汗が止まりませんでした。

大家さんに問い合わせても、どこに行ったか分からない。家賃も滞納したまま。家族までは知らなかったから連絡のとりようもなく、家の前で呆然としてました。

そしたら、家の前にガラの悪い人達が来て、「お兄さん、○○の知り合い?」と聞かれたので

「いえ、よく分かりません。」

と言って、よく分からんけど、これ以上深入りするのは、危なそうなので諦めました。

それから、起業したての人達とは、家族か友人まで把握しておかないと、契約は結ばないようにしてます。(笑)

こんな感じで、経営者としてしっかりしていれば問題なかった苦難ばかりがあります。

会社員と違って、やればやっただけお金が貰えるではなく、ちゃんと相手に支払い能力があるのか?そこまで見極めた上で契約書は書かないといけないな。と感じる出来事でした。

まとめ

という感じで、ちゃんとお金を払ってくれるお客様と、末永く契約を取っていくことができれば、特に問題なく幸福度が高い生活を送れます。

  1. 仕事の時間をコントロールしたい
  2. 毎日スキルアップをしていきたい
  3. 仕事に出勤するのをなくしたい

こういうのを望んでいる人には、かなり向いている職業だと、僕は思っております。

とは言っても、動画編集以外にも稼ぐ方法は、YouTubeの運営だったりブログだったり、いろいろあるので、興味があるなら、お金をかけない範囲でスタートすることをオススメします。

当ブログからは、動画編集になった人が2人ほど現れてきたので、その2人が参考にしていた「動画編集の副業は稼げない?【結論:ウソです】」のブログを一読してみてください。

ご愛読ありがとうございました。