動画編集のPV作成の基本的なやり方

2021年4月4日

動画編集のPV作成の基本的なやり方

今日はPVの作成を行っていました

毎回PVの作成の度に思うんですけれど、初心者の頃って全く右も左もわからなくて結構苦労してたことを思い出しました

動画では3分から5分程度のものになるんですが、返信をする側はおおよそ10時間から15時間ほどの時間をかけて3分から5分の動画を作り上げています

というわけで、今回はそんな目には見えない、編集者側の視点を紹介させていただきます

撮影

撮影

まず、PVの作成で最も大切なのが、撮影ですね

この撮影が、PVの素材になるので、思ったような素材がないとめちゃくちゃダサいPVに仕上がってしまいます

そのため、撮影する人はそれなりにTVのイメージが出来て使えそうな素材が取れる人を雇うのがベストです

もちろん自分でやってもいいのですが、

どういったアングルで撮影をしてほしいのか?
どういった素材はこの部分では絶対に入れてほしい

というアーティスト側の意見もしっかり聞いた上で行っていかなくてはなりません

僕の体感としては一つのPVに対して六アングルほどの動画を撮っておくと一つのPVを作るには十分な数になります

この6つのアングルの内容としては

  • 固定のアングル×3つ
  • カメラ側が動くアングル×3つ

これくらいの視点があれば十分に作成することはできます

最もやってはならないのは一つのアングルだけで撮影を終了してしまうことです

素材が一つしかないと、完全に視聴者が飽きてしまうような動画が出来上がってしまいます

体感として5秒以上同じような映像が流れると視聴者は飽きてしまいます

そこで視聴者が飽きることを防ぐためにも、様々なアングルを素材として撮影しておきます

これらのアングルを5秒以内に使い分けることによって、視聴者の維持率を上げることができます

構成作り

構成作り

次に大切なことが、PVの構成作りです

この構成作りをするのはなぜ大事なのかというと、完成型が決まっていないと一箇所で延々と品質を高めようとして様々な編集を加えてしまうからです

確かに一箇所に命がけで時間をかけて編集すればそれなりに良いものが出来上がります

ですが、そこにばかり時間をかけていると先が見えなくなってしまい、モチベーションが下がってしまうんです

だからこそ、まずは全体の構成をはっきり作り上げておくことが重要です

  • イントロの映像
  • 物語① 【起】
  • 物語② 【承】
  • 物語③ 【転】
  • 物語④ 【結】
  • アウトロの映像

具体的にはこんな感じで分けておくと良いでしょう

イントロの映像とは、曲が始まるまでに流れる部分で使う動画になります

少しずつ物語が始まるぞ!!と視聴者に思わせるような動画を作っていくのが大切です

特に今の時代は、動画が始まって15秒以内に動画を見続けるかどうかということが判断されるので、最初の15秒間は命がけでPVを作成した方がいいですね

おっ、この先ってどうなるんだ

という感じで視聴者に先の物語を想像させるようなイントロを作り上げるといいでしょう

あとは物語の、1~4に関しては起承転結の流れで作っていくといいです

上手く起承転結が作れない場合は、最初に結の部分から作っていくのがオススメです

どういう形でまとまるのか?ということを決めておくと、起承転の部分が比較的簡単に作れるからです

編集

編集

そして、大枠の構成までが決まったら編集に取り掛かります

この編集は先程述べた構成に従ってやっていくのがベストです

構成があるから一箇所に何時間もかけて編集をする必要がなくなってくるし、何よりも、あとどれくらいやれば、このPVが完成するのかということも分かりやすいからです

家を想像してもらいたいんですけれど、あれって設計図がないと作り上げることが非常に難しいんです

  • どのような枠を使っていくのか
  • どのような土台を用意しておくのか
  • どのような外観にするのか

こういったことが設計図によって定められているから、一切の無駄がなく、作業を進めることができるんです

そのため、動画編集でも同じように構成で作ったような、動画編集を加えていきます

ポイントとしては最初の5時間ほどでシーンが適時切り替わるPVを仕上げて、そこから、イントロ物語アウトロの順番で編集を加えていくと良いでしょう

こうしておくと、最悪、納期までに間に合わなかった場合でも、PVを納品することができるので、何か修正してほしいと言われた点があれば、そこから修正すれば十分、間に合わせることができます

DVの作成はかなり時間がかかるので、あなたの個性を発揮して編集を加えていくと間違いなく納期に間に合わなくなります

仕事において、納期というのは一番大事な部分なので、40割程度の完成度でもいいから、期日までには間に合わせるように編集を進めていきましょう

チェック

チェック

編集を10時間ほどやったら、そこから動画のチェックを摘示を行なっていきます

アーティストの流れる曲とPVで流れていく動画に違和感がないかという点を考えつつ、作業を行っていきます

通しでPVを見た時に結構違和感があるシーンとかってあったりするもんなんですね

そういった違和感を感じたシーンは、徹底的に排除していって見ていて飽きないようなPV作成を心がけましょう

1度PVを作成したら、そこから一晩ほど寝かせてからチェックするのがポイントですね

出来上がったばかりのPVって、自分が頑張ったというバイアスがかかっているので、違和感に気がつきにくいんです

最終調整

最終調整

そして、PVのチェックをやったら違和感を感じたポイントに対して、最終的な調整を行っていきます

見ているけれど、なんか飽きてくるなぁ。。という部分があればさらに編集を加えていって完成度を高めていきます

残りの5時間ほどを使って細部の編集を終わらせておくと良いでしょう

この最終調整をやっておくことによって、PVの完成度が飛躍的に高まります

間違っても、最初から一箇所に固執して編集などをしないように注意していきましょう

まとめ

まとめ

以上がPV作成の大まかな流れでした

まだ動画編集をやったことがない人や、PVの作成に挑戦してみたい人は是非参考にしてみてください

僕はPVの作成は完全に独学でやったので、この方法が正しいかどうかは分かりません

ですが、このやり方が最も作業のやり直しや手直しなんかが少ないやり方なのでオススメしておきます